映画の題名から対象年齢をぐっと下げた作風を想起したのですが、ショウマの母親、絆斗の母親、コメルが生きている世界を見せられるのは胸に迫るものがあります。
この時点で公開されている予告映像ではこれまでの作品と一線を画した雰囲気でしたが、今回のゲスト出演を見る限りこれまでと変わらない何時も通りの平成ライダーみたいですね。
彼らの事は取り立てて好きではありませんし、勢揃いしている姿を見て感慨が沸く様な関係でもありません。それでも尚、ショウマのピンチに現れたのを見てこみ上げるものがありました。ランゴの「末っ子達」が、ジープとシータに向けて言いながら見ている人間にとってはショウマを思わせる演出が憎いです。
こういう普段の決め台詞をアレンジするのは好きです。
仮面ライダーガヴを格好良いヒーローとしてちゃんと描写するの作品の良さがこの映画でもちゃんと発揮されていて良かったです。
仮面ライダーガヴと言う作品を順当に映画化した印象でした。大きな加点要素はないのですが、元が面白いので八十点は上げられる優等生です。ただ折角の劇場映画と言う大舞台なのですから、其処では留まらず百点や百二十点を見てみたいと言う気持ちもあります。高く評価していなかったり然して好きではない作品なら割り切れますが、面白いと思っている作品ですと勿体無いです。
(25.7.26)